【法律事務所選びに失敗した】任意整理にかかる費用と相場は?体験談で説明

【法律事務所選びに失敗した】任意整理にかかる費用と相場は?体験談で説明

任意整理って実際費用はいくらくらい?
司法書士や弁護士への依頼料って高そう!
法律に詳しくないとだまされそうで怖い!

そんな不安を解消します。

よく広告で「任意整理の費用は●万円~」という文言を目にすることもありますよね。

「これくらいの金額ならできそう」
と思ってしまいますが、実際その金額で任意整理できるものなのでしょうか?

法律に詳しくないと、相場より高い金額でも専門家によってうまく丸め込まれそうで怖いですよね…。

私は2023年初頭に任意整理しましたが、費用面では失敗しました

相場よりかなり高めに設定している法律事務所だったのですが、よく調べずに契約したことが原因です。
今債務整理を迷っている方が私と同じ過ちを犯すことがないよう、任意整理の費用相場を体験談も交えて紹介させていただきます。

この記事を読むと、任意整理で必要な費用相場が理解でき、相場より高い法律事務所を避けるための方法が分かります。

任意整理の実績豊富でアース司法書士事務所は、料金体系がとにかく明瞭なのでおすすめです!
もちろん無料相談可能なので、まずは相談から。

任意整理とは、裁判所を介さずに、弁護士や司法書士が貸金業者と直接交渉し、借金の減額や長期分割払いの和解を目指す債務整理の方法です。

この記事を書いたのはこんな人。

ゆうき
都内在住、1982年生まれのワーママです。
大学とともに上京し、大学卒業後はキャッシングやリボを繰り返し、借金総額MAX時は150万程。
30代以降はずっとリボ借金を抱え、そのまま結婚・出産。
(長男2016年生、次男2019年生、キャッシングだけ返済完了)
次男出産後、コロナ渦に突入し育休手当が遅れたことからリボ借金が一気に加速。
2023年1月、長男の入学を目前に70万以上の借金に「このままでは詰む」と悟り、任意整理決行!
クレカとさよならして現金明朗会計、今日も家計をなんとかやりくりしてます。

目次

任意整理にかかる費用相場と、その内訳

【法律事務所選びに失敗した】任意整理にかかる費用と相場は?体験談で説明

任意整理は国により費用を決められているわけではないので、法律事務所が独自に金額を決められます。

もちろん天井なしの金額設定は消費者への不利益が大きいので、弁護士や司法書士の間で目安となる基準は定められています。

弁護士の場合…日本弁護士連合会による「債務整理の弁護士報酬のルールについて
司法書士の場合…司法書士会連合会による「債務整理事件における報酬に関する指針

これらの基準は「守るべきルール」とされているようですが、これ以上の金額を請求していても罰則はないそうです。

任意整理の契約前に、損をないようしっかり情報を集めておきたいですね。

実際に発生る費用の項目やその相場、内訳について、詳細を説明します。

ここで紹介する費用項目や相場は、あくまでも一般的なものです!
必ず契約前の相談時に、どのような費用が発生していくらくらいが返済額以外に必要なのか、確認しておきましょう。

費用相場|弁護士と司法書士で差がある

同じ任意整理でも、弁護士への依頼と、司法書士への依頼では費用にも差があります。

一般的な費用相場と、その内訳を紹介します。

依頼パターン費用相場(総額)
弁護士に依頼する場合 5万円~15万円(1社あたり)
司法書士に依頼する場合 3万円~8万円(1社あたり)

費用の設定は法律事務所により異なり、費用相場もサイトによって異なりますので、イチ情報程度にご参考ください。

また一概に「費用」と言っても、その内訳や費用項目は法律事務所によって異なるため、契約前に詳細まで確認しておきましょう!

特に注意すべき点は、司法書士が対応できる範囲は、任意整理の場合1社あたりの元本(もともとの借金額)が140万までとされていること、そして任意整理(債務整理)をできるのは司法書士の中でも認定司法書士だけです。

司法書士はもともと登記専門の法律家とされているので、
債務整理を扱えるのは試験を突破し国に認定された司法書士のみなのだとか。

・司法書士が任意整理で扱える金額は「1社につき140万円まで」
・債務整理を行える司法書士は「認定司法書士」だけ

弁護士が対応する場合には借金の上限額はありません。
逆に言うと、1社につき140万以下であれば、弁護士と司法書士でやることに変わりはありません。

費用項目とその内訳

費用項目は似たような名称のものも多いです。
どの法律事務所でも同じ項目のものもあれば、事務所によっては多少異なる場合も。

契約前の相談時には、可能な限り詳細まで確認しておきましょう。

費用名詳細相場
相談料依頼前の相談時に発生する費用無料もしくは5,500円/時間~
着手金 ※1着手時に支払う費用0~50,000円程度
報酬金 ※2成功時に支払う費用(報酬金には3つの種類あり)10,000円~
事務など手数料 ※3事務手数料などの名目で発生する費用0~30,000円
振込代行手数料返済の振り込みを法律事務所が代用した場合の手数料~1,000円
※1 着手金を取らない場合は、その分が報酬金に乗っているケースが多いようです。
※2 日本弁護士連合会では解決報酬金は20,000円以下と規定があるようです。
※3 私が契約した法律事務所では「顧客管理手数料」という名称になっていて、その金額は4万円でした。

相場はあくまでも目安であって、これ以上もこれ以下もありえます。

相談料

相談料は無料としている法律事務所が多くあります。

もし発生する場合には、1時間あたり5,500円程度のいケースが多いようです。

「相談料無料」は広告でもよく見かけますよね!
この点も「よく見たら実は有料だったんだ…」なんてことがないよう確認が大切。
1時間で5,500円なんて、かなりの出費ですよね!

着手金

ここがいちばん事務所によって異なる部分かもしれません。

着手金を無料としている場合でも、その分が報酬金に含まれていることもあるようなので、契約前に確認しておきましょう。

20,000円台~とうたっている事務所も多くありますが、借金額によって着手金を定めている場合もあります。

自分の借金額に伴う着手金がどれくらいになるのか、契約前に把握して全体の費用がいくらくらいになるか理解しておくことが重要です。

私が契約した事務所では、借金額に応じて着手金額が決まっていました。
よく広告上で見る「着手金は20,000円程度」の記載がその法律事務所にもありましたが、実際には借金額が約25万以下の場合に「着手金20,000円」だったのでした…。

借金25万以下程度は、そもそも任意整理するメリットがほぼありません。「実際に任意整理が必要な人はその着手金額にはおさまらないよな~…」と後で思いました。
ただ、事務所によって金額設定は異なるので、必ず確認しておきましょう!

報酬金

ひとえに「報酬金」と言っても、その種類は複数あります。

法律事務所により多少名称を変えている可能性はありますが、基本は下記3種類です。

解決報酬金(成功報酬や基本報酬など、名称は事務所による)…債権金額の10%程度
減額報酬金…元の社金額より減額できた分の5~10%程度
過払い報酬金…過払い金の20%程度

注意点としては、減額報酬金については日本弁護士連合会及び司法書士会連合会にて、「減額」には将来発生する利息が含まれません。

もし費用詳細の中に「将来発生する利息の●%」を減額報酬の対象にしている旨の記載がある場合は、その法律事務所は気を付けてください。

また過払い金が発生していてお金が手元に戻ってきたなら、「過払い報酬金」が発生することがほとんど。
ただ過払い金が発生するケースは2010年6月以前の借り入れのみのはず。
そもそも適用されるケースがあまり多くないようです。

過払い金有無は、法律事務所に相談すればすぐに確認してくれます。
ただ「取引が終了した時点(完済日)から10年以内」に請求可能という
時効があるそうなので、要注意ですね。

振込代行手数料

毎月の返済は、法律事務所を通す場合の「振込代行」であれば、その分の手数料が毎月のせられています。

その他事務手数料を振込代行費用にのせている場合もあるようですが、任意整理の場合はそれがあっても5,000円以下程度。

「振込代行手数料」は、法律事務所による振込代行を選択せず、自分で毎月債権者へ振込を行う場合には発生しない費用です。
しかし、自分で支払いを行う場合にはデメリットも大きいのでそれを理解した上で選択することが重要です。

自分で毎月債権者へ振込を行う場合のデメリット
家族にばれる可能性あり…支払いが遅れた場合、本人に直接督促が来るため。
返済期間中でも法律事務所に相談できない…和解書をもらった時点で事務所と契約終了のため。
振込口座の管理が大変…複数社から借金がある場合には、会社ごとに指定された口座へ振り込むため。
毎月の振込管理が大変…請求書が送付されるわけではないので、自分で管理しなければいけない。

「振込代行手数料」は、1社につき大抵1,000円程度です。
年間で見ると、まあまあの出費になりますが、デメリットを考えると代行にしておいた方が安心感は大きそうです。

失敗した!|私が法律事務所に支払った金額

【法律事務所選びに失敗した】任意整理にかかる費用と相場は?体験談で説明

実際に私が任意整理して、法律事務所に支払った金額の内訳と、毎月の振込代行手数料を紹介します。
下記とともにクレジット会社への返済額も含めて、毎月16,000円を支払っています。

費用金額
着手金70,000円
顧客管理手数料40,000円
解決報酬金20,000円
消費税13,000円
合計143,000円
※毎月の振込代行手数料1,650円

それぞれの金額見ていただくと…結構高いですよね?

実は、この記事を書きながら色々調べてみて、「高すぎない…?」と遅ればせながらも疑問に思い、知恵袋で質問してみたりもしました!

やはり、着手金や●●手数料は高め、という回答でした!
下調べが足りなかったために、数万円損してしまったのです…

私自身が調べることを怠ったため、本来はもっと費用を抑えられたかもしれないと、とっても後悔しています…。
任意整理を迷っている方には、どうか同じ失敗をしないよう、下調べや事務所への確認をしっかり行っていただきたいです!

法律事務所の選び方はこちらの記事で解説しています。

任意整理の費用を安く抑える方法5つ

費用を安く抑える方法としては、大きく5つあります。

任意整理の費用を安く抑える方法
・司法書士に依頼する
・複数の事務所から見積もりを取る
・法テラスを利用する
・自力で手続きを行う
・分割払いの相談をする

ひとつずつ説明しますね。

任意整理の実績豊富でアース司法書士事務所は、料金体系がとにかく明瞭なのでおすすめです!
もちろん無料相談可能なので、まずは相談から。

司法書士に依頼する

司法書士は弁護士に比べて、報酬基準が低く設定されているためです。

ただ、司法書士が対応できる借金額は「140万円まで」と上限が決まっています。

それ以上の借金を抱えている場合には、必然的に弁護士への相談となります。

複数の事務所から見積もりを取る

まずは相談のみ。

その時点で見積もりを取り、複数社を比較しましょう。

安さも重要ですが、事務所の口コミや、
実際に相談したときの対応も含めて判断しましょう!

法テラスを利用する

法テラスを利用すると、通常より安く任意整理できる可能性があります。

法テラスとは…
正式名称を日本司法支援センターといい、国が設立した公益法人。

法テラスの主な役割
・無料法律相談
・弁護士費用の立替払い(立替分の返済は分割も可能)
・その他法律に関する情報提供などの支援

ただ、法テラスを利用するには条件があります。

法テラスを利用できる条件
・日本国籍または在留資格を持っている
・収入が一定額以下である

詳しく相談したい場合には、公式サイトをチェックして電話して見ましょう。

分割払いの相談をする

法律事務所では分割払いでの相談に対応しているところもたくさんあります。

毎月の費用を抑えることが可能になる一方で、分割にした分の手数料が発生したり、返済期間が長くなるなどのデメリットもありますので、気を付けましょう。

複数の債権者とまとめて交渉する

複数債権者への交渉を、ひとつの法律事務所にまとめて依頼する場合、割引を適用するサービスを提供していることもあります。

まとめて交渉することで手間も省けるため、費用も抑えられるのです。

ただ、すべての債権者が和解に応じるとは限らないので、応じない債権者がある場合には、別途交渉が発生します。

また複数債権者へまとめて交渉するには、債務整理の経験が豊富な司法書士や弁護士である方が安心できるので、事務所のホームページや口コミで実績を調べておきましょう。

毎月の返済を支払えない場合の対処法

返済については、契約前に注意すべきことと、契約後に支払えなくなってしまった場合に分けて説明します。

契約前に注意すべきこと
・費用の安い法律事務所を探す(着手金なしが望ましい)
・分割払いにしてもらう
・法テラスを利用する
・毎月の家計実態に対して余裕のもてる金額設定にしてもらう

「これくらいならきっと払える」という金額設定はやめましょう。
「絶対に払える」「これだけの支払いなら生活に余裕を残せる」
くらいに家計を確認して根拠のある数字にしておくことをおすすめします。

主婦ならではの事情を理解して毎月の返済額を相談できる法律事務所もあります。
無料相談する際には、女性専用窓口もぜひ利用してみましょう。

契約後に支払えなくなったら…
・依頼している司法書士もしくは弁護士に相談
・もし辞任されたら別の法律事務所に相談が必要
・財産を処分してお金を作る
・自己破産を検討する

任意整理で毎月の返済がストップした場合、依頼している司法書士もしくが弁護士に辞任されてしまう可能性もあります。

もし辞任した場合、法律事務所から債権者(クレジット会社)へ「辞任通知」が送られます。
債権者は法律事務所を通す必要がなくなるため、借金しいてる人に督促が直接届くことになってしまいます。

2か月以上返済が滞ると、一括返済になるなどの条項が定められていることが多いようですよ。

任意整理にはメリットとデメリットがあるので、事前にそれも確認しておきましょう。

まとめ|任意整理で法律事務所に相談してみるなら…

任意整理にかかる費用は、抱えている借金額や会社数、そして相談する法律事務所によって大きく異なります。

大切なのは、まず相談。
そして契約前に発生する費用の見積もりを必ず取りましょう!

お金に関することは、周囲にも相談しにくく実体験を聞ける機会もなかなかないですよね。
ネットで情報を集めつつ、まずは専門家に相談してみましょう。

私自身、1年以上迷い続けて任意整理したとき、
もっと早く相談してもよかったかな…」と感じました。
とは言え、費用面で大失敗だったので情報収集をしておくべきと
後悔しまくりです!!

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