任意整理したら家族にばれる？
家族にばれずに借金返済を楽にする方法はある？
子供の学校や習い事に影響がないか心配…。
主婦のこんな不安を解消します。
リボ払いやキャッシングの返済が難しい状況になると、任意整理を含めた債務整理を検討する段階です。
しかし主婦が任意整理するとなると、やはり気になるのは
「配偶者や子供、周囲の人にばれるのではないか」や、
「家族に悪影響があるのではないか」という部分ですよね。
この記事を読むと、任意整理した場合家族にばれる可能性があるのかどうか、ばれないために気を付けること、また任意整理が家族に及ぼす影響について理解できます。
主婦は、法律事務所との初回相談時に「家族や周囲に知られたくない」ことをしっかりと伝えておくことも重要です！
主婦が借金問題で困ったときは、主婦ならではの悩みを理解してくれる法律事務所は安心感大です。
多くの大手法律事務所が「無料相談OK」は宣伝していますが、女性専用窓口を設けているところはなかなかありません。
アヴァンス法務事務所はそんな珍しい法律事務所なので、主婦の安心感は抜群です！
この記事を書いたのはこんな人。
ゆうき
都内在住、1982年生まれのワーママです。
大学とともに上京し、大学卒業後はキャッシングやリボを繰り返し、借金総額MAX時は150万程。
30代以降はずっとリボ借金を抱え、そのまま結婚・出産。
（長男2016年生、次男2019年生、キャッシングだけ返済完了）
次男出産後、コロナ渦に突入し育休手当が遅れたことからリボ借金が一気に加速。
2023年1月、長男の入学を目前に70万以上の借金に「このままでは詰む」と悟り、任意整理決行！
クレカとさよならして現金明朗会計、今日も家計をなんとかやりくりしてます。
任意整理なら家族に知られない可能性が高い
結論、債務整理の中でも「任意整理」なら、家族や周囲にばれる可能性が最も低いです。
借金をもつ主婦が返済に困るのであれば、任意整理がおすすめです。
任意整理とは…
裁判所を介さずに、弁護士や司法書士が貸金業者と直接交渉し、借金の減額や長期分割払いの和解を目指す債務整理の方法です。
任意整理のメリットデメリットも詳しく説明している記事はこちら。
任意整理が家族にばれにくい理由4つ
債務整理には複数の方法がありますが、その中でも任意整理は最も家族にばれにくいのには理由があります。
任意整理が家族にばれにくい理由
・裁判所を通さない
・必要な手続き書類は本人のもののみ
・財産を手放す必要はない
・官報などに掲載されない
ひとつずつ説明しますね。
裁判所を通さない
任意整理は裁判所を通さず、司法書士や弁護士が債権者と直接交渉します。
借金そのものを消す手続きではなく、利息をカットしたり返済可能になるよう見直しを行います。
裁判所からの通知が自宅に届くことがないので、家族にばれにくいというわけです。
必要な手続き書類は本人のもののみ
任意整理は家族、特に配偶者の収入や財産を確認する必要がありません。
そのため法律事務所に提出する書類は、任意整理を行う本人のもののみ。
必然的に家族に知られる可能性が低くなるわけです。
私が法律事務所に提出を求められた書類は身分証明証のみです。
会社での収入を証明するものは求められませんでしたが、これは借金額やその年数と返済状況、収入額によると思われます。
財産を手放す必要はない
任意整理では、家や車などの財産を手放す必要がありません。
財産に関しての手続きもないため、家族にばれにくいというわけです。
官報などに掲載されない
官報とは、日本の政府機関紙です。
借金を返済できず「自己破産」や「個人再生」した場合には、官報に掲載されます。
官報はあまりなじみのあるものではないですが、誰でも閲覧できるため、どこで知られるか分かりません。
しかし任意整理は裁判所を通さないため官報に掲載されることもありません。
家族にばれないように気を付けるべきこと3つ
任意整理は家族にばれにくいことが利点ですが、ばれる可能性がゼロというわけではありません。
家族にばれてしまう可能性があることと、その理由を説明します。
家族にばれないように気を付けるべきこと3つ
・家族が保証人になっている借金は任意整理しない
・任意整理後、返済を滞納しない
・司法書士や弁護士からの連絡手段を、最初の相談時点で決めておく
家族が保証人になっている借金は任意整理しない
家族が借金の保証人になっている場合、その借金を任意整理の対象としたら、債権者から家族に連絡がいく可能性があります。
家族が保証人である限り、債権者は家族にも返済を求めて連絡をする権利を持っているからです。
もし保証人である家族に直接連絡がいかなかったとしても、信用情報に任意整理した記録が残るため、家族が信用情報機関に問い合わせた場合は任意整理が判明する可能性もあります。
もし複数の借金があって、家族が保証人の借金だけ任意整理を避けるとしたら、司法書士や弁護士の手続きが複雑になるため任意整理費用が高額になることも。
初回相談時に詳細まで確認しておきましょう！
主婦向けの借金相談に長けている法律事務所を選ぶと、相談もスムーズです。
任意整理後、返済を滞納しない
任意整理で取り決めた返済額を支払わなかった場合、電話や訪問などの督促が強化されるので、家族にばれる可能性が一気に高まります。
状況によっては、訴えられる可能性もあります。
任意整理は、本来支払うべき借金と利息について、個々の状況に応じて返済を楽にしてもらっている手続きです。
もともの約束を守らず手続きしているので、それでもなお支払わなければ、強硬手段に出られても不思議はありません。
司法書士や弁護士からの連絡手段を、最初の相談時点で決めておく
任意整理の初回相談時点で、家族にばれたくない事情と、そのために必要な連絡手段を伝えておきましょう。
契約の方法や連絡手段は法律事務所によって異なります。
相談時に先方から確認してくれるはずですが、伝え忘れのないよう、気を付けてください。
任意整理が家族や周囲にばれる可能性がある場合
任意整理は、基本的に家族にばれにくいものですが、それでも気づかれてしまう可能性もあります。
何が原因でばれてしまうの可能性があるのか、ご紹介します。
家族や周囲には知られないよう、ばれる可能性がある行為はしっかりチェックしておきましょう！
配偶者や子供、同居家族に知られる可能性
家族や近しい人に知られる可能性について、説明します。
・司法書士や弁護士に依頼しないで、自分で任意整理する
・任意整理後の返済を滞納する
・住宅や車を購入するためにローンを新規で組む
・任意整理をした自分名義の家族カードを更新する場合
司法書士や弁護士に依頼しないで、自分で任意整理する
任意整理は裁判所を通さないだけに、自分でも行うことができます。
その場合、任意整理に必要な書類などを集めたり、債権者とのやり取りも電話対応が発生したりするので、必然的に家族にばれる可能性が高まります。
任意整理後の返済を滞納する
任意整理で取り決めた返済額を滞納させた場合、自宅への督促や、勤務先への連絡が入る可能性もあります。
任意整理した後は、利息をカットした状態での返済が始まります。
しかしその返済さえも滞納した場合には、「家族や周囲に絶対に知られないように配慮して」といくら伝えていたとしてもさすがに厳しいです。
元々支払うべき借金と利息を、個人的な都合で支払い可能な状態にしてもらっているわけですから。
さすがにそれを滞納させたら「もう無理よ」って言われても仕方ないですかね…。
任意整理のための相談から契約にかけて、任意整理後の返済金額を決定していきます。
家計の実態や支払えなくなった事情を隠さず伝えることがいかに大切かが理解できますね。
契約前の相談時に必要費用の確認は必須です。
費用については別記事でも詳しく紹介しています。
住宅や車を購入するためにローンを新規で組む
ローンを新規で組む場合、クレジットカードを新たに作るのと同じで信用情報機関への確認が入ります。
任意整理から5年間は信用情報を必要とする取引ができないため、家族へばれしまう可能性が高いです。
任意整理を行った本人名義でのローンを組むことは避けましょう。
ローンを組む、クレジットカードを作るといったことは、
今の自分の手元にお金がないのに、お金と同等のものを買える権利を得るわけです。必然的にお金に関する社会的な信用情報を確認されるのですね。
任意整理をした自分名義の家族カードを更新する場合
任意整理の際に、家族カードを避けて借金整理した場合でも、それを更新するときは注意が必要です。
クレジットカードを更新する場合は、その名義者の信用情報を確認される可能性があります。
信用情報上は任意整理をした記録が残っているため、家族カードを使用できなくなる可能性もあり、注意が必要です。
勤務先に知られる可能性
任意整理をしても、勤務先へ確認が入ることは基本的にはありません。
それでもばれてしまう危険性があるケースを紹介しますね。
・司法書士や弁護士に依頼しないで、自分で任意整理する
・会社から、自分名義のクレジットカードを作るよう求められる
・任意整理後の返済を滞納する
司法書士や弁護士に依頼しないで、自分で任意整理する
任意整理は裁判所を通さないだけに、自分でも行うことができます。
その場合、任意整理に必要な書類などを集めたり、債権者とのやり取りも電話対応が発生したりする際に、会社に本人在籍の連絡が入る可能性は否定できません。
会社から自分名義のクレジットカードを作るよう求められる
会社によっては、個人名義でクレジットカードを作るように求めるケースもあるそうです。
クレジットカードを作るのを会社に強制されるのは違和感もあるかもしれませんが、必要経費の精算や福利厚生として作成を求める会社もあるのだとか。
その場合、会社規定や契約時の規定をまずは確認しましょう。
会社によってはそれが当たり前の可能性もあるので、会社規定などに記載されている場合もあるかもしれません。
その上で、穏便にクレジット作成を拒否できるならいいですが、難しそうな場合には社内のしかるべき相談先に持ち掛けてみましょう。
もし会社にクレカ作成拒否を言い訳するなら正直に話すのも手ですが、その他には
「夫婦でクレジットカードを作らないよう決めている」
「使いすぎる癖があり、会社に迷惑をかけたくないのでクレジットは作りたくない」
といった伝え方もおすすめです。
任意整理後の返済を滞納する
家族にばれる可能性の場合と同様です。
任意整理で取り決めた返済額を滞納させた場合、自宅への督促や勤務先への連絡が入る可能性もあります。
任意整理した後は、利息をカットした状態での返済が始まります。
しかしその返済さえも滞納した場合には、「家族や周囲に絶対に知られないように配慮して」といくら伝えていたとしてもさすがに厳しいです。
本来のルール外での対応を債権者に求めているのですから、さらに返済を滞らせたら希望が通らなくても仕方ないですよね。
子供への影響を心配すること3つ
もし子供がいる親が任意整理をするならば、やはり子供への影響を心配しますよね。
私は任意整理したとき、子供は二人とも保育園で小学校受験などもまったく考えてなかったので、正直、子供の学歴や将来への影響的なものは考慮してませんでした…。
奨学金の審査に影響する？
奨学金は、学生である子供が借りるものです。
もし親が任意整理を行っていたとしても、子供には関係ないので奨学金の審査で影響することはありません。
ただ、親が任意整理中の場合には奨学金の連帯保証人になることはできません。
でも大丈夫！
親が連帯保証人になれない場合には、「機関保障」を選べばいいのです。
ただし保証料は発生するそうなので、契約時に調べておきましょう。
子供の就職に影響する？
会社は、就職を希望する本人家族の債務整理状況などについて調べることは基本的にはありません。
子供が公務員や資格職業に就く場合にも、家族がブラックリストにのった過去がある場合、不安に思うことが多くなるようです。
しかし、債務整理は職業に影響することは基本的にはないので、子供の就職時にも親のせいで不利になることを懸念する必要はありません。
あくまでも「基本的に」ですので、職種や会社によっては確認が入ることがあるのかもしれません。
就職先企業などによる信用機関への問い合わせが法的に認められるのかは分かりませんので、専門家に確認してください。
子供の結婚に影響する？
債務整理の記録は戸籍に記載されることがありません。
そのため、親の債務整理が原因で子供の結婚が進まなくなってしまう、なんてこともありません。
親自身が、もしくはそれを知っている子供が自発的に相手に伝えたり、「親はクレジットを利用できない期間があった」などと告白したりしない限りは露呈する心配は少ないでしょう。
債務整理でよくある誤った理解5つ
債務整理には、イメージで誤解されている部分も多くあるようです。
でも実際には噂ばかりで、実態は異なることがほとんどです。
よくある誤解を説明しますね。
債務整理すると家族もブラックリスト入りする？
債務整理は本人の範囲のみでしか影響はないので、その家族の信用情報に傷がつくことはありません。
家族がブラックリスト扱いになったり、その財産を取られたりすることはないので心配不要です。
債務整理すると戸籍に記載される？
債務整理の中でも、最も重く信用情報への傷も大きいのが自己破産。
さすがに自己破産は戸籍に記録されてしまうのでは？と懸念することもありますが…。
債務整理の一切は戸籍や身分証に記録されることはないので大丈夫です。
債務整理すると就職・転職できなくなる？
債務整理したからといって就職が不利になったり、転職できなくなることはありません。
ただ、自己破産の手続き中には一定の資格職業に就くことができなくなるそうです。
いわゆる「士業」と呼ばれる職業が該当しやすいらしいです。
他にも保険の仕事は難しいとか。
業務内容的には確かに、という気もしますね。
就職・転職の予定や検討がある場合、また士業と呼ばれる資格を持っている場合には、相談時に確認しておきましょう。
債務整理すると会社や家族に連絡される？
債務整理は基本的に本人のみのことなので、必要以上に周囲へ連絡がいくものではありません。
債務整理の中でもどの手段を選ぶかによりますが、任意整理であれば最もばれにくい方法です。
債務整理の中でも返済が必要な手段を取った場合に返済が滞ったり、家族名義のクレジットが債務整理の対象になった場合などは、知られてしまう可能性があるので注意しましょう。
主婦向けの借金相談に長けている法律事務所を選ぶと、こちらの事情もスムーズに配慮してもらいやすいのでおすすめです。
債務整理すると財産がなくなる？
財産に影響があるかどうかは、債務整理の手段によります。
自己破産以外の手段を取れば財産を手放す必要は基本的にはありません。
ただ、債務整理は「自分で作った借金を自分理由で返済を減らしてもらうもの」ですので、債務整理の手段や返済状況によっては財産が加味されるかどうか、法律事務所に確認しておくことをおすすめします。
まとめ｜任意整理は家族にばれにくい！子供への影響は少なめ？
債務整理の中でも、任意整理は最も家族や勤務先などにばれにくいのが特徴です。
ただばれる可能性があるのは以下の５点なので、気を付けておきましょう。
・司法書士や弁護士に依頼しないで、自分で任意整理する
・任意整理後の返済を滞納する
・住宅や車を購入するためにローンを新規で組む
・任意整理をした自分名義の家族カードを更新する場合
・会社から、自分名義のクレジットカードを作るよう求められる
また、主婦が任意整理を検討する場合は子供への影響も気になるもの。
でも実際はそれほど影響は大きくないので、任意整理を迷っているなら専門家に相談してみましょう。
借金の相談をする場合は、主婦ならではの悩みが必ずあると思います。
夫にばれない、子供への影響が少なく済む方法を聞きたいなどなど…。
主婦にしか理解できない悩みがありますよね。
主婦ならではの悩みは、女性専用窓口の相談窓口ならハードル低めでおすすめです。
