借金返済が苦しい主婦【実体験】任意整理のきっかけと実際の流れ

借金返済が苦しい主婦【実体験】任意整理のきっかけと実際の流れ

任意整理が気になってるけど、なかなか踏み出せない。
リボ払いが苦しいけど、任意整理は大げさで大変そうだから不安!
任意整理ってどんな風に進んでいくの?周囲にばれない?

実際に任意整理した私が、こんな不安を解消できそうな情報を調べましたので、経験を交えて紹介します!

SNSでよく流れてくる「減額診断」「借金救済」は手軽で魅力的にうつりますが、実際に行動に移すには不安が大きいですよね。
それに、行動に移した後はどんな風に進んいくのか、周囲にばれないのか、なども気になるところ。

この記事を読むと、任意整理に踏み出しやすくなり、その流れや注意点もイメージできるようになります。

任意整理とは…
裁判所を介さずに、弁護士や司法書士が貸金業者と直接交渉し、借金の減額や長期分割払いの和解を目指す債務整理の方法です。

私は、2024年現在で40代前半、約20年のリボ・キャッシング人生を送るワーママで、2人の男児を育てています。
2023年初頭にリボで首がまわらなくなり、任意整理しました。

この記事を書いたのはこんな人。

ゆうき
都内在住、1982年生まれのワーママです。
大学とともに上京し、大学卒業後はキャッシングやリボを繰り返し、借金総額MAX時は150万程。
30代以降はずっとリボ借金を抱え、そのまま結婚・出産。
(長男2016年生、次男2019年生、キャッシングだけ返済完了)
次男出産後、コロナ渦に突入し育休手当が遅れたことからリボ借金が一気に加速。
2023年1月、長男の入学を目前に70万以上の借金に「このままでは詰む」と悟り、任意整理決行!
クレカとさよならして現金明朗会計、今日も家計をなんとかやりくりしてます。

目次

任意整理したきっかけ

借金返済が苦しい主婦【実体験】任意整理のきっかけと実際の流れ

私が任意整理を申し込んだきっかけは、「長男の入学」と「SNSの広告」です。

SNSの「借金なくなるよ」的な広告は、リボ常習者には刺激が強いですよね笑

きっかけ①長男の入学

2023年に入り、長男の小学校入学を目前に新年の抱負を考えたとき、逃げ続けていた「お金足りてない」問題から目をそらせなくなりました。
入学費用で物入りになっていたこともあります。

でも何よりも心苦しかったのは、「習い事ひとつ、本人が好きなことを気軽にやらせてあげられない」ということでした。

都内の習い事は月1万以上がわりと普通だと思うのですが、我が家にはそれはかなり高額です。

子供は2人なので、習い事をひとつやらせるだけで月2万以上、もし2つ以上習い事させたら…。
また次男は自閉症なので、先々療育でかかる費用を考えたら、毎月の負担が増える選択はできません。
そんなこんなで習い事は言い訳しながら入学までゼロでした。

任意整理に踏み切ったのは、習い事ひとつさえ気軽にやらせてあげられない環境は変えたい、という強い気持ちが明確になったとも言えます。

きっかけ②SNSの広告

私は2021年頃に軽い気持ちで減額診断か何かでSNS上の広告から登録しました。
でもその頃は危機感が少なかったために、結局具体的な相談も面倒でそのまま放置してました。

しかし数カ月ごとに登録した法律事務所からはショートメールが来ていましたがずっと放置。

ちょうど2023年1月あたりにきたショートメールが、長男入学前で不安の高まっていた時期だったので返信しました。

一度登録した会社から、営業で延々とSMSが送られることは珍しくないようです。
営業が嫌いな人は借金減額診断などの登録は気を付けた方がよさそうです。

任意整理したことが周囲に知られる可能性は?

借金を減らす方法の中でも、任意整理は周囲に知られる可能性が低くすむ主婦にはありがたい方法です。

任意整理が周囲にばれにくい理由は下記です。

・郵送物はない(すべてメールやSNSなどでのやり取り)
・会社へ連絡が入ることはない。
・家族に確認が入ることはない。

これらが可能かは、必ず契約前に法律事務所に確認を取っておきましょう!
法律事務所によっては対応してない可能性もあり、また上記が義務づけられているわけではありません。

注意すべきは、「支払いが滞った場合には、知られる可能性がある
です。
約束した毎月の返済額を支払わなければ、家族などに連絡が入る可能性もあります。

任意整理自体は裁判所を通さずに行える債務整理であるため、本人以外に連絡を取る必要がありません。
そのため「誰にも知られず借金減額」とうたわれています。

でも、どんな連絡手段なのか、契約から完済までどのように進んでいくか、家族や勤務先に連絡されるケースがあるのか、などは必ず契約前に確認しておきましょう。

相談するなら債務整理に強くて、無料相談があるところで!

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東京ロータス法律事務所は休日平日問わず相談可能、それも無料で対応してくれるのでおすすめです。

【実体験】任意整理の相談~契約までの時系列

私が司法書士法人に相談した日から、実際に任意整理が開始(クレジット会社への受任通知発送)された日までの状況を説明します。

STEP
ショートメールで連絡後、電話相談の約束(0日目)

2023年1月某日、ショートメールで「減額相談できますか?」と質問。
即レスがあり、利用会社や大体の借金額・返済額をSMS上で聞かれた上で電話相談日を決めました。

STEP
司法書士ではない人と電話相談(0日目)

契約前に、実際に債務整理(任意整理含む)が可能な状況なのか、契約意思があるかなどの確認です。
この段階では司法書士の方ではなく、女性の担当者でした。

STEP
LINEで個人情報の提出、委任状へのサイン(0日目)

電話中に説明された個人情報の提出や、司法書士への委任状サインをクラウドサインで行いました。

STEP
司法書士との電話相談(2日目)

相談開始から2日目に、いよいよ司法書士と電話で相談!

すでに委任状にサインしていたため、先日の電話内容の確認と、今後どのように任意整理が進んでいくのかを説明していただきました。

STEP
司法書士法人からクレジット会社へ受任通知送付、任意整理開始!(8日目)

司法書士と最終確認後、正式に任意整理が開始されます。

STEP
毎月固定金額を支払い

司法書士の方と相談して決めた金額を、毎月支払います。

STEP
開始から約7か月後、和解書などがLINEで届く

クレジット会社との書類取り交わしが終了したことの報告。

【詳細解説】任意整理の相談~契約までの時系列|その後も

時系列で説明した流れで、具体的にどのような相談や対応をしたか、そのときの不安などを紹介します。

実際にご自身が相談したとき、「自分だったら何を話すかな」「何が不安になるかな」などをイメージして読んでみてください。

法律事務所の選び方自体に不安がある場合には、こちらの記事を読んでみてください。

任意整理0日目①|ショートメールで連絡後、電話相談の約束

かなり以前に減額診断か何かで登録していたために定期的に届いていたに、2023年1月某日、ショートメールで「減額相談できますか?」と質問。

ショートメールで下記項目確認後、減額可能とのことで電話相談の約束をしました。
・利用業者とその借入額
・毎月の支払い金額
・借入年数(その業者の利用年数)
・返済の遅延有無

任意整理0日目②|司法書士ではない人と電話相談

約束した時間に電話を受け、家族構成や毎月の返済状況、勤務先の給与や返済が苦しい理由などの詳細を聞かれました。

正直、支払いできないことを語るのは抵抗ありますが、
嘘をついても自分が困るだけなので、赤裸々告白しましたよ…!

聞かれたこと
・リボ払いの返済額
・月々の返済額
・利用しているクレジット会社
・クレジット会社の利用歴
・住んでいる家が賃貸か持ち家か、資産状況
・過去のリボ利用、キャッシング利用歴
・返済が苦しい理由
・任意整理をする意思
・勤務状況(正社員なのか、会社規模、給与額、勤続年数など)
・家族の人数と家計の状況
・夫との家計負担

対応されたのは女性の方でした。
とても丁寧で、穏やかに話を聞いてくれるので安心できました。

司法書士との相談前で、恐らく形式的な確認の役目だったのではないかと思いますが、この段階で安心できる対応だったので、心の中ではほぼ契約を決めていました。

電話中に、今後の流れを説明してもらい委任状へのサインが必要なこと、や司法書士との正式な確認電話についてお話ししました。

任意整理0日目③|LINEで個人情報の提出、委任状へのサイン

電話相談後にLINEの友達登録をしてから、個人情報を提出しました。

提出した個人情報
・クレジットカード画像(表面・裏面)
・写真入り身分証明証(運転免許証やマイナンバーカードなど)

実際、相談して当日にここまでの個人情報を出すのは
かなり不安もありました…。

最初に登録していたメールアドレスにクラウドサイン上での委任状が届きました。
サイト上でサインし、正式に契約が進むことになりました!

クラウドサインとは…
契約書などの書類を電子化し、インターネット上で送信・署名・締結することができるというものです。

直接司法書士の事務所に行くことなく契約ができるのは、主婦には本当にありがたい…!!

任意整理2日目|司法書士との電話相談

約束した日時に司法書士からお電話。

すでに委任状にサインしていたため、先日の電話内容の確認と、今後どのように任意整理が進んでいくのかを説明していただきました。

初回相談時の女性の方からは「状況の確認」がメインでしたが
司法書士とのお話は「今後の具体的な行動」の説明でした。

司法書士と話したこと
・先日の電話でお話したことの確認
・任意整理をした後、支払いの目途が立つのか
・返済と費用で、毎月支払い可能な金額がどれくらいか
・任意整理をした後、繰り返さないようにどうするべきか
・任意整理開始後、クレジットカードが使えなくなることや、制限されること
・制限されることがどのくらい継続するのか

電話でお話した司法書士の方がとにかく優しく寄り添ってくださる方でした…!!
何より、私自身が生活を立て直すことを前提として、可能な限り損しないよう取り計らってくれたのが印象的です。

電話時には、クレジット会社で契約しているNISAをいつ解約できるか、積み立てた分がいつ振り込まれるか次第で受任通知(クレジット会社へ送る任意整理開始のお知らせ)発送日を決めることに決定。

初回相談時の方だけでなく、有資格者である司法書士も信頼できる人だと感じることは、契約する上でとても重要だと思います。

任意整理は借金自体がなくなるわけではなく、利息がなくなったり、3~5年程度で完済できるように返済額を見直すものです。
きちんとした法律事務所は、途中で支払えなくなってはいけないので、具体的な家計のやりくりまで確認したうえで現実的に返済可能な金額を設定してくれます。

なお、受任通知が発送された時点で司法書士の業務開始となり費用が発生するそうです。
(当初、LINE上でも説明されました)
つまり、万が一受任通知発送後に任意整理を取りやめた場合には、着手金などが発生し支払いが必要になるので要注意です!

任意整理8日目|司法書士法人からクレジット会社へ受任通知送付、任意整理開始!

私の場合は、NISAの解約完了と積み立て分が振り込まれた時点で受任通知を発送していただいたので、少し日にちを要しました。

このような事情がなければ、通常は1~2日以内には発送してもらえるそうです!

日数としてはわずかなものですが、
かなり怒涛の日々に感じましたし、不安やストレスも大きかったです。

任意整理開始後、毎月固定金額を支払い

司法書士と取り決めた金額を、毎月指定日までに振り込む。
これを現在も繰り返しています。

私が利用した法律事務所は専用アプリがあります。

毎月の振込期日が近づくとリマインドしてくれて、残りの返済額もアプリで確認できるので、ちょっとした確認にも便利です。

アプリの情報量自体は大したことないですが、
何よりアプリを整備し体制を整えている法律事務所であるという
だけでも安心感があります!

開始から約7か月後、和解書などがLINEで届く

毎月1回の支払いを繰り返していた中で、任意整理を開始して約7カ月くらい経ってからLINEで下記書類が添付されて届きました。

・返済についてのご案内
・和解書
・内訳表
・弁済計画表

それぞれの詳細を説明しますね。

返済についてのご案内

これまで通り支払いを継続する旨のお願い。
支払いには、司法書士事務所を通す方法(手数料発生)の他、自分で支払い対応をする選択肢もあることが記載されています。

でも自分で支払いする方法に変更した場合、クレジット会社によっては自宅や勤務先に連絡が入ることもあるらしいです…
こわ!
司法書士による支払いは、毎月手数料1,600円ちょっとなので迷わずこちらを選択しました。

あとあと調べたら、この毎月手数料は相場より高かったようですが…。

和解書

クレジット会社と私が「準消費賃借契約」を締結したことを明記された書類です。

準消費賃借契約とは…
もともと金銭等の支払義務が存在していた債務を、消費貸借契約(お金を借りて返す契約)に再編する契約です。つまり、既存の債務を新たな借金として扱い直す契約

その他、借金の総額や毎月の支払い金額がいつまで発生しているかが記載されています。

内訳表

司法書士事務所へ支払うべき報酬金の内訳と、クレジット会社からの借金総額が記載されています。

報酬金は、着手金や顧客管理手数料、解決報酬金で計14万ちょっとでした。

正直、報酬金は全部で数万程度をイメージしてたので、「たかっっ!」という気持ちは否めませんでした…。

ネット上でよく見る、任意整理にかかる費用相場は「●●万円~」と書かれていますが、あれは借金額によって細かく設定されていることが多くあります。

特に「着手金」や「報酬金」などは、SNS広告では最低金額でうたわれていますが、実際にはその借金額で大きく異なります。

借金が少額であれば最低ラインの●●円~の金額になりますが、金額が上がれば上がるほど、着手金額も大きくなるというわけです

金額の詳細は、契約前に送付される委任状にも明記されているはずです。
司法書士や弁護士との相談時にも、自分の借金額で発生する費用を確認しておきましょう。

弁済計画表

クレジット会社への毎月の支払金額と、司法書士事務所への手数料の合計額、そしてそれがいつまで発生するのかを月ごとの一覧でまとめたものです。

任意整理を迷ってる方へ:任意整理を始めるときの注意点

これから任意整理をしようか迷ってる方へ…
注意していただきたいのは、相談するとトントン拍子に話が進む!ということです。

もちろん、相談中に保留やキャンセルは可能だと思いますが、相手もプロなので急ピッチに話が進みます。
(早急に解決しなければ生活に困る人を相手にしているプロなので、当たり前です)

キャンセルができない(費用が発生する)タイミングになってから「やっぱりやめようかな…」にならないよう注意が必要です。

それらを踏まえて、法律をまったく分かってない私が任意整理してみて感じた注意点をまとめました。

任意整理を始めるときの注意点
・相談先の司法書士法人は信頼できそうか?(実績や口コミ要チェック)
・相談の時点では「契約意向があるのか」「まずは相談なのか」を自分の中で明確に。
・電話相談の際には、「キャンセル可能なタイミング」を確認すべき。
・任意整理してデメリットと感じる可能性があるのか、それはどんなときか。
・任意整理した後の生活を実際にイメージして家計をシュミレーションしておく。

私自身は、任意整理後の家計をシュミレーションしておくことは
本当に大事だったと痛感します。
クレジットが使えなくなると「今月乗り越えられるのかな…?」とお金の不安が付きまといますから…。

債務整理、任意整理で相談先を迷ったら、実績豊富無料相談可能なところを選びましょう!
東京ロータス法律事務所は休日平日問わず相談可能、それも無料で対応してくれるのでおすすめです。

お金のことを細かく確認するのは苦手!
という場合には、明瞭な費用項目で分かりやすく提示してくれるアース司法書士事務所がおすすめです。

まとめ|流れのイメージと下調べはしっかりと!

ざっくりとした任意整理の流れをイメージしておきましょう。

任意整理の流れ
①まずは相談のため問い合わせ
②電話で状況説明
③個人情報提出・委任状サイン
④司法書士と確認、相談
⑤任意整理開始

任意整理の相談をする際に、注意すべき点はこちらです。

任意整理を始めるときの注意点
・相談先の司法書士法人は下調べを入念に。
・何を目的に問い合わせるのかを自分の中で決めておく。
・話が進む場合にも「キャンセル可能なタイミング」はいつかを要確認。
・任意整理のデメリット
・任意整理後の生活イメージをリアルに持つ。

最低限理解しておくべき点をクリアすれば、まずは相談してみましょう!

「そんなに高額の支払いじゃないし…」
「自分の責任でやってることだからちゃんと支払わなきゃ」
「人に知られたら困る」

そんな不安やプレッシャーは大体払拭されます!

他の人の失敗談はきっと参考になるので、私の悔やまれる過去もぜひご参照ください!

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